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TDIC イノベーション・ニュースレターへようこそ

沖縄科学技術大学院大学(OIST)は 、科学誌Natureが2019年に発表した組織の規模によって正規化された「質の高い論文発表機関ランキング」(英語)で世界で第9位、国内第1位となり、大規模かつ著名な学術機関にも引けを取らない研究力の高さを世界に証明しました。比較的に小規模で若い大学であるにもかかわらず、OISTの研究が大きく抜き出て優れていることを示しています。

技術開発イノベーションセンター(TDIC)では、OISTが進める研究を世界的な問題解決につなげる革新的な転換を行うための戦略づくりの中核を担っています。このニュースレターでは、これらの最先端の研究・教育・イノベーションプログラムについて、また、読者の皆様にとって貴重なインサイトになるような情報をひとまとめにしてお送りします。どうかご期待ください

今回、第一回となるニュースレターでは、OISTの人物や技術について、数あるニュースの中から厳選されたテーマをお届けします。OISTの最新かつ密度の濃い情報をきっとお楽しみいただけると思います。
  • スポットライト OISTが世界に誇る革新的な技術や研究、プログラム、人材に光を当てます
  • イベント情報 セミナーやワークショップなど、オンライン実施も含めて様々なイベント情報をご紹介します
  • 求人情報 事務関連の仕事以外にも、スタートアップ で募集しているポジションなど、OISTや関連企業の魅力溢れる仕事の数々をご紹介します
  • ニュース OISTイノベーター達の国内外での活躍をご紹介します
スポットライト:テクノロジー
再生医療用ウイルスベクターの改良
 
胚性幹細胞(ESC)は、病気や老化への身体の修復・回復・正常な機能確立を支援する、新しい治療法である再生医療の開発に不可欠といえます。しかしながら、ESCの制御は非常に難しく、化学的および遺伝学的に緻密な介入が必要であることから、これらの方法には明確な欠点があるとされています。OISTの横林洋平教授が率いる核酸化学・工学ユニットでは、このような欠点を克服し、ESCの分化を正確に制御できる新たなウイルスベクターを開発しました。 事業化に向けてライセンシングや共同研究相手を募集中です。
 
スポットライト:テクノロジー
人の老化と認知機能のメタボローム指標
 
OISTの柳田充弘教授と研究チームは、液体クロマトグラフィー質量分析計(LC-MS)を用いて血液や唾液を分析し、人の老化や認知機能と相関のある数十種類の代謝物を特定し、米科学アカデミー紀要(PNAS)およびNature Scientific Reports(英語)に発表しました。今回の研究結果は、加齢に伴う疾患の標準的な指標や非侵襲的な検査法の開発に関して、広く意義があると考えられます。 事業化に向けて共同研究相手を募集中です。
 
スポットライト:プログラム
OISTでスタートアップの事業創造を加速
OISTでは、2つの成長ステージ別にスタートアップ支援プログラムを提供しています。

スタートアップ アクセラレータープログラム:
アーリーステージの次世代起業家を支援することを目的としたプログラムです。10カ月間の滞在型プログラムを通して、MVP(必要最低限の機能・サービス実装)の構築と最初の顧客との接続を支援するため、事業資金や設備など一連のビジネスリソースを提供します。プログラムの募集期間は2022年2月4日まで、こちらのページより応募を受け付けています。

OIST - Beyond Next Venturesイノベーションハブ(OBI-Hub):
OISTとBeyond Next Ventures(BNV)は、日本におけるディープテック・スタートアップへの投資で提携し、新たな投資スキームであるOBI-Hubを立ち上げました。採択されたスタートアップ 企業はイノベーションを市場に投入するために、BNV からは資本投資を、OISTからはニーズに応じた設備やネットワーク、セミナーなどのサービスを受けることができます。資金調達ラウンド目前で、顧客からの一定の支持を得ているスタートアップ企業にとっては、OBI-Hubを利用することで世界へ羽ばたくチャンスが広がるはずです。第1ラウンドの応募は、2022年1月30日までこちらのページより応募を受け付けています。

活気あふれるOISTの起業家コミュニティへの参加をお待ちしています。
 
スポットライト:ピープル
ギル・グラノットマイヤー氏が首席副学長に着任
OISTはこの度、技術開発イノベーション担当の首席副学長として、ギル・グラノットマイヤー氏を迎えました。イスラエル出身のギルはワイツマン科学研究所の技術移転や事業化を担う企業、Yeda社でCEOを務めた経験を持ちます。

産学官連携ジャーナルに寄稿した「人類のために科学の力を引き出す産学連携のあり方」は以下のリンクよりご覧いただけます。
(日本語 )
 
イノベーションネットワーク@OIST (INO)
イノベーション・ネットワーク@OIST(INOは、OISTの教員や研究者、学生たちと企業をつなげる産学連携会員制プログラムです。

INOは2021年12月9日に発足し、パネルディスカッション「産学連携エコシステムが創り出すイノベーション」が行われました。ここでは学術界と産業界の複雑な関係を最適化する方法が提示され、参加パネリストらの専門知識を参考に本プログラム発足の土台を作りました。

パネルディスカッションで出た5つのキーポイント:
  1. それぞれのビジネス文化や目標に対する相互理解と尊重に努める
  2. パートナーシップのために透明性のある構造を作り、スムーズなビジネスを促進するためにプロセスを最適化する
  3. パートナーとの長期的な関係を築くことを目指す
  4. 学術界の研究者はパートナーシップにおいて産業界のマインドセットを培うことが重要
  5. 産業界の研究者はパートナーシップにおいて大学での最先端の研究情報を把握していくことが重要

INOの会員になると、ネットワークイベントへの参加やOISTの研究・教育・イノベーションプログラムの最新情報を入手することができます。さらに、会員のニーズにお応えするため、2種類のメンバーシップをご用意しています。
 
OIST関連のイベント情報
  • 会場:東京ビッグサイト
  • 1月28日(金) OISTxASJ 共催  サイバーセキュリティ セミナーシリーズ "How will our cryptographic toolkit be impacted by quantum computers and machine learning?” (英語)
  • 3月28日(月)~30日(水)BIO-Europe Spring(英語)
    現地またはオンラインでの個別面談をお待ちしております
 
求人情報:マネージャー募集
 
OIST研究の商業化を目指すPOCプログラムのサポートにご興味ありますか?POCプログラムを通して、研究室から生まれた発明が世界を救う革新的な製品へと変化する過程を共に経験してみませんか。POCプログラムマネージャーについてはこちら
 
OISTニュース

 
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